そんなオレの車を当てにして、オカンが何かと用事を頼んでくる。 「竜太郎。ちょっと買いもんに乗せて行ってや」 「今度の休み駅まで送ってか」 「ちょっと迎えに来て」 理由はいろいろ。 このババァ、なんて思いながらも、逆らうと後が怖いから、出来るだけその要求をのんだ。