昔から自覚していた事が僕にはある。

それはー…僕がサディストであるということ。

そしてそれを誰にも悟られないようにして生きてきた。

それを隠していくのは別に難しい事じゃない。
むしろ簡単だと言ってもいいだろう。

ただ、心がいつも満ち足りないだけだ。



「…あの…。無理に笑うのって疲れませんか…?」


そんな僕の前に現れたのは純粋無垢な1人の少女だった。