「はぁ…はぁ…」 エレナはブロークの家から少し離れた所で息をついた。 「お姉ちゃんブロークお兄ちゃんの彼女?」 「な?!」 そこにいたのは5歳位の少女。 「ち…違うよ、私は…ただの友達だよ」 「そうなんだぁ」 少女はにこっと笑い、去って行った。 「私…ブロークの彼女なワケねぇのに!」 エレナが佇んでいると後ろから声が聞こえた。 「エレナ?エレナじゃないの」