翌日、アミストはチェールのいる大学へ向かった。 「ここがチェールの大学?」 大学の門だけでもとてつもなく大きい大学を見てアミストは驚いた。 ここの大学の制服だろうか、アミストの横に黒い服に身を包んだひとりの学生が通りかかった。 「あ、あの!ここにチェール・ラビスティって言う人いますか?」 「うーん…俺は知らないなぁ」 「そう…ですか」 アミストは去って行く彼をじっと見た。 ―チェールもこんな服着てるのかなぁ―