エレナとブロークは黙々と歩いていた。 人の役に立つために旅に出たふたりはそれなりにやりこなしている。 「みんな喜んでたねぇ」 「そうだな、なあエレナ、今んとこ俺らやることねぇから俺の家来るか?」 「え?!」 「あれ?エレナ俺の家来たことなかったっけ?」 「うん」 「まぁ…行こっかとりあえず」 ふたりは歩き出した。 ―ブロークの家かぁ…― エレナは少し期待しながらブロークについていった。