「いや…俺こそごめん…」 「なんでブロークが謝るの?」 「…いや…エレナを泣かしたから…?」 「バカ…」 エレナとブロークはそっとキスをした。 ―ブローク…ありがとう…― 家に戻ったふたりを迎えたのはあのロボットだった。 「オカエリナサイ」 「ミナディ、こいつの足の怪我を手当てしてくれ」 「ハイ」 ミナディと呼ばれたロボットはエレナを隣の部屋に連れて行く。 「ミナディだっけ…?あの…ごめんね…殺そうとして」 「カマイマセンヨ、ソレヨリケガヲ、ミセテクダサイ」 「…あ、うん」