「なに、これ」
思わず口からこぼれた言葉。
隣にちらりと目をやると、一緒に連れて来られた桜も呆然としていた。
それもそのはず、今まで行方不明になったと思われる人達がざっと20人近くいたのだから。
「それじゃあ大人しくしててね。痛いのは嫌でしょ?」
そう言うと、男の人は扉を閉めた。
がちゃりと音がしたから、鍵をかけられたんだろう。
「ど、どうしよう桜…」
こそこそと桜に話かける。
「どうしようったって、携帯も取られちゃったし?私達は待機しかないんじゃない?」
あっけらかんとした様子で桜は言い捨てた。
そんな…ちょっと恐すぎない…?
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