「睦也さんはいつも一緒にいるから分からないんですよ。私の周りなんて、みんな上辺だけの付き合い。ただ専攻が一緒になった、一緒のサークルになったから楽しく遊びましょう。心から信頼なんてしてないし、誰も求めてない。でもみなさんは同じ目標に向かって進んでて、心から信頼し合ってる。里美さんも真弓さんも、そんな四人を心から応援してる。私に友達はいても、そんな仲間はいませんもん」
「みんな仲間だよ。奈々ちゃんも歴とした、チームLocusの仲間だよ。そうじゃなかったら、今日だって誘われないでしょ?」
睦也は自然とそう口にしていた。奈々の気持がよく分かったからだ。それは睦也がバイト先の人々に抱いている気持ちと、一緒だった。
「ありがとうございます。またお邪魔していいですか?」
「もちろんだよ。そろそろ着くし、酒も抜けてきたし、ここでいいよ」
タイミングよく通りかかったタクシーを捕まえ、奈々を乗せた。
「誕生日、おめでとうございます」
「ありがとう、気を付けてね」
走り去るタクシーが見えなくなるまで見送った。この一年、掛替えのない大切な存在をいくつか失った。それでも、仲間という唯一無二の宝は、一層輝きを増した。
今日は最高の誕生日だ、見上げた空にそう呟き、歩き出した。
「みんな仲間だよ。奈々ちゃんも歴とした、チームLocusの仲間だよ。そうじゃなかったら、今日だって誘われないでしょ?」
睦也は自然とそう口にしていた。奈々の気持がよく分かったからだ。それは睦也がバイト先の人々に抱いている気持ちと、一緒だった。
「ありがとうございます。またお邪魔していいですか?」
「もちろんだよ。そろそろ着くし、酒も抜けてきたし、ここでいいよ」
タイミングよく通りかかったタクシーを捕まえ、奈々を乗せた。
「誕生日、おめでとうございます」
「ありがとう、気を付けてね」
走り去るタクシーが見えなくなるまで見送った。この一年、掛替えのない大切な存在をいくつか失った。それでも、仲間という唯一無二の宝は、一層輝きを増した。
今日は最高の誕生日だ、見上げた空にそう呟き、歩き出した。


