「そう、正にそうだったんだよ。でもおれも吹っ切れた。一握りの中の一摘みになってやろうじゃねぇか。そして可愛い彼女をゲットする!」
「太輝さんじゃ、その夢は一生叶いませんよ」
 秀樹の突込みに、太輝はゲンコツで応戦した。イッテ~、という秀樹の叫びに、睦也と賢介は腹を抱えて笑った。
 もともと前向きなタイプだ、もう心配はない。そろそろ終電が近付いている。四人は立ち上がり、軽快なステップで駅までの道のりを歩いた。新たな目標に向かい。