「でも、ならなぜ、曲名があの、その……」
「何でだろうな? この曲のメロが浮かんだときに、タイトルはfor you、これしかないと思ったんだ」
一見すれば、それは優へと送るラブソングかもしれない。未練なのかもしれない。でも、それだけじゃない。それ以上の意味はまだ分からないが、曲名がfor youでないと、この曲は完成しないと思ったのだ。
「まぁ、これでおれと睦也は仲間になった訳だ。賢介も真弓ちゃんと怪しいし、仲良くしような」
「太輝と一緒か、……やっぱ考え直そうかな」
賢介と秀樹が大きな笑い声を上げた。釣られた睦也も、大きな声を出して笑った。太輝は不満そうな顔をしたが、みんなの笑い声に釣られて笑いだした。こいつらといれば、いつだって笑っていられる。ここが睦也の選んだ場所なのだ。いや、睦也の居場所はここでしかないのだ。
「何でだろうな? この曲のメロが浮かんだときに、タイトルはfor you、これしかないと思ったんだ」
一見すれば、それは優へと送るラブソングかもしれない。未練なのかもしれない。でも、それだけじゃない。それ以上の意味はまだ分からないが、曲名がfor youでないと、この曲は完成しないと思ったのだ。
「まぁ、これでおれと睦也は仲間になった訳だ。賢介も真弓ちゃんと怪しいし、仲良くしような」
「太輝と一緒か、……やっぱ考え直そうかな」
賢介と秀樹が大きな笑い声を上げた。釣られた睦也も、大きな声を出して笑った。太輝は不満そうな顔をしたが、みんなの笑い声に釣られて笑いだした。こいつらといれば、いつだって笑っていられる。ここが睦也の選んだ場所なのだ。いや、睦也の居場所はここでしかないのだ。


