「正直に言えば僕自身、他にも候補のバンドは抱えている。その中で今回、僕は君たちを候補として選んだんだ。だから自信を持って次のライブに挑んでもらいたい。他に質問はないかな? なければ僕はそろそろおいとまするけど」
そう言って既に半分腰を浮かしていた。
「あっ、そうそう。ライブ前の練習にまた顔を出すから、そのときにライブでやる曲を一通り聞かせてね。じゃ」
嵐のように現れ、嵐のように去って行った。残された四人は、その勢いに圧倒され、暫く呆然とするしかなかった。
そう言って既に半分腰を浮かしていた。
「あっ、そうそう。ライブ前の練習にまた顔を出すから、そのときにライブでやる曲を一通り聞かせてね。じゃ」
嵐のように現れ、嵐のように去って行った。残された四人は、その勢いに圧倒され、暫く呆然とするしかなかった。


