静まり返る部屋の中… ボォ・・・ン ボォ・・・ン と、無機質な音が躰の奥底から響き渡る…。 「………………………」 ・・・“時”が変わる音を聞きながら…… 震える手で、言葉もなく茫然と立ち尽くす王を、 見えているのかいないのか……。 赤児の不気味に輝く “ 赤い瞳 ” が 虚ろに見上げていた…