だんだん大学の生活にも慣れてきた頃、 ある変化が起こり始めていた。 私は今日体調が悪い。 梓にノートをとってもらうように 頼んだ私は、医務室に向かった。 『失礼します。』 返事は返ってこない。 『誰もいないのかな?』 私は静かに中に入り、 棚から薬を探し始めた。 薬勝手に貰っていいかな? その時、 『パサッ』 『誰かいるの?』