「わざわざ走らなくてもいいのに…」



「翔を待たせたら悪いし…」




私は正直な気持ちを言うことができた。


初めての翔との帰り道。
緊張しまくりだろうな。
今でもドキドキだから。




「じゃあ、帰ろっか」

「うん♪」



翔がいきなり手を繋いできた。
こんなに嬉しい事はないよ。