晴れのち恋

私は思わず走り出してしまった。


「涼香待って~!」
「涼香!」
「涼香走るなよ!」



と、三人の声が重なり聞こえてきた。

でも、私はもう止まることができなかった。


私は靴を履き替え急いで翔らしき人のところに行った。

今までで一番早く履き替えたんじゃないかと思うぐらい早かった。


「涼香~!」


やっぱり翔だった。


「翔!」


私はすぐに翔のところに行った。
翔の近くまで走ったせいでかなり息切れしてしまった。