エゴイズム☆キララ

やはり瑠璃も慣れているようで、何事もなかったかのように話題を切り替えてきた



「ウフフっ、さっき会っちゃったんですよ」



満面にとろけた表情が空気中に同化してしまいそうな程の笑顔だ



「鷹科主任で・す・よ」



先程の場面を思い出したのか、ポッと頬が染まった




はぁー、また要ちゃん関係かぁ




奇声の要因の話題になり、あまり気分は晴れやかでなかったりする



「美亜さんは鷹科主任が嫌いなんですか?」



表情に出てたのだろうか



「いや、嫌いじゃないけど…」



本心は関わるのが面倒臭いだなんて…

まさか、言えないよなぁ

敵が増えてしまう!




「他の人はキャーキャー言ってるのに、美亜さんだけは違うじゃないですか」



あはははっ


「う〜ん………嫌いじゃないんだけど…」



好きか嫌いかの2部類で問われたら好きの部類なんだけど…



「興味がないだけかな?」



自分自身の事なのに、なぜか疑問系で答えてしまった