「…………という訳なんです」



美亜はフローリングに正座をさせられ事態を全て話した



「はぁ〜…」



要は大いに呆れた


俯いていた美亜はチロリと目線だけを上げ、腕を組み仁王立ちをしている要の様子を伺い見た



うっ!!めちゃめちゃ怒ってますがな!



要の怒りオーラが部屋中を纏い、背中を冷たい物が流れるような気がした



う゛っう゛っう゛っ、こ、ごわい〜



要が怒った時の恐ろしさは十二分に熟知している


美亜は何も喋れなくなっていた



「…………」



だけど路頭には迷いたくはない



勇気を振り絞って口を開いた



「ごっごっごっごっ、ご、ごめんなさひぃぃぃ!!」



1番無難な言葉を選んでみたが恐縮さのあまり、吃ってしまった


このままでは危ういと察し、二言目を開いてみたが



「ぷ、ぷ、ぷ、プリン代は払いますのでぇぇぇ!!」



またもや吃ってしまった