加奈が地元に戻ると知らされた美亜は、一人で暮らすには広すぎるので新たに引っ越そうとしていた




面倒見の良い加奈は、ご丁寧に解約手続きまでしてくれたのだ


突然の話しで申し訳ない。と、解約までの家賃‐半年分を払ってくれたのだ




部屋探しを行おうと思いダラダラしていたら3ヶ月が経ってしまった


この部屋に引き続き住めないかどうか契約元に問い合わせてみたが、次の入居者が決まってしまっていたのだ


引っ越しを余儀ない物にしてくれたのだ




その日から、さっさと行動に移せば良い物だが、そこが美亜である



今度の休みの日にでも行こう!


次の休みの日…


次の………


―――次の…





器用な美亜は大切な事を忘れてしまっていたのだ


昨晩、加奈から届いたメールで事を思い出し慌てた美亜は考えに考えた



要ちゃん家に行こう!!




そして現在に至る―――――