「………!!これはお前の仕業か?!」
茶碗を取り出し美亜の前に突き出した
「あたしのー」
当然のように言った
「じゃあ、これもか?!」
今度は見慣れないカップを取り出した
「そっれもーかぁいいでしょ」
ピンク地のチェックに小さな豚の絵が1列にカップ1周描かれている
「あのね、あのねー1匹だけ豚ちゃんが違うの」
要の手からカップを取り、2本足立ちバンザイをしている豚を指した
「ほら!かぁいーでしょ」
その部分が1番のお気に入りだったりもする
「何故だ」
「だって1匹だけ違うんだよ」
「………そーじゃない」
要は冷静な声で言った
「そーじゃなくて、なんでお前の物があるんだ!?」
「あたしのだからだよ」
美亜は首を傾げながら当然のように言うが、全く答えになっていない


