エゴイズム☆キララ




「………!!これはお前の仕業か?!」



茶碗を取り出し美亜の前に突き出した



「あたしのー」



当然のように言った



「じゃあ、これもか?!」



今度は見慣れないカップを取り出した



「そっれもーかぁいいでしょ」



ピンク地のチェックに小さな豚の絵が1列にカップ1周描かれている



「あのね、あのねー1匹だけ豚ちゃんが違うの」



要の手からカップを取り、2本足立ちバンザイをしている豚を指した



「ほら!かぁいーでしょ」



その部分が1番のお気に入りだったりもする



「何故だ」


「だって1匹だけ違うんだよ」


「………そーじゃない」


要は冷静な声で言った



「そーじゃなくて、なんでお前の物があるんだ!?」


「あたしのだからだよ」


美亜は首を傾げながら当然のように言うが、全く答えになっていない