「美亜はね、要ちゃんのお婿さんになるの!!」



自信満々の笑みで答えた






「……………ぷっ!!」



一瞬、思考が着いていかなったが、最もらしい答えが返ってきたので思わず吹き出してしまった


美亜は馬鹿にされたように感じ、ぷくぅと頬を膨らませた



「何で笑うのよ」


「ごめんごめん、美亜らしぃなと思って」


「ひどーい、要ちゃん」


「だから、ごめんって」



この膨れっ面も想定内の事のように、彼女の頭を撫でながら謝った



「そっかー、美亜は俺の『お婿さん』に成りたいんだな」


「うん!!」



大きく頷くと、肩に掛かる程のサラサラの髪が揺れる



「要ちゃんのお婿さんになるの」



美亜は要に近付くと、ヨイショヨイショと膝の上に上ってきた