「それが正解かもね」
そして、「美亜は食べる専用だものね」と言った
石川誠二の為に、という訳ではないが、やはり晩ご飯を作って帰りを大人しく待っているのは違和感がある
プリンを沢山買って冷蔵庫の半分が埋まってしまっても、要ちゃんみたいに「仕様がないな」と最終的に許してくれるだろうか
世界規模の御曹子様様なのだから、冷蔵庫の2つや3つ買ってくれるかもしれない
「石川誠二ってご飯作ってくれるのかな」
水滴が付いたジョッキを持ち上げると、ジョッキを置いていた部分に小さな水溜まりが出来ていた
ポツリと呟いた言葉に綾子が怪訝な顔をした
「要ちゃんはご飯作ってくれるし、お弁当も作ってくれる。プリンを沢山買い過ぎても服を勝手に着ても怒らないし」
綾子は要に対する美亜の言動を聞いて呆れた
幼馴染みとはいえ、大人である事には変わりがない
節度がないというか、要に甘え過ぎというか、常識がないというか…
そもそも美亜に常識を求めては駄目なのだ!と改めて再認識した


