そもそも要ちゃん離れをしようと決めたし、ドキドキ心臓が跳ねて恋している石川誠二の元へ行くと決めた
今のままでは居られない事も分かっている
このままがずっと続くなんて思ってもいない
美亜は左の薬指に光るリングを見遣った
きっと大丈夫
要ちゃんは幼馴染み
小さい頃から面倒見てくれた近所のお兄さん的存在
―――いつまでも甘えてられない
美亜は手にしていた洋服を段ボールへ入れると
「今日はおしまい!!」
蓋を閉め、部屋の隅へ追いやった
関係はこのまま変わらない
ただ、あたしは石川誠二の隣で
彼と一緒に歩いて行くの
それでいいんだ
もう1度指輪を見てコクンと頷いた
今のままでは居られない事も分かっている
このままがずっと続くなんて思ってもいない
美亜は左の薬指に光るリングを見遣った
きっと大丈夫
要ちゃんは幼馴染み
小さい頃から面倒見てくれた近所のお兄さん的存在
―――いつまでも甘えてられない
美亜は手にしていた洋服を段ボールへ入れると
「今日はおしまい!!」
蓋を閉め、部屋の隅へ追いやった
関係はこのまま変わらない
ただ、あたしは石川誠二の隣で
彼と一緒に歩いて行くの
それでいいんだ
もう1度指輪を見てコクンと頷いた


