石川誠二はオトンとオカンの元へ旅立った
プロポーズを受けたものの何だか夢現で、報告に行くとなると彼と一緒に暮らすんだという実感がしてきた
美亜は少しずつだが、要ちゃん離れを決めた日から荷物をまとめていた
大きな物といえばベッドくらいで、あとは衣類程度だ
季節外れの洋服等を段ボールに入れていた
「半年くらいだよね………」
調度秋物の服クローゼットから出しポツリと呟いた
要ちゃんが日本に戻って来て半年
住む所がなくなって、このマンションに住み着いて半年
小さい頃から一緒に居て当たり前だった
要が寮に入ったり海外に行っていて会ってなかった時もあった
今回はこのマンションを出てしまうと、もうココには戻って来れないような気がした
「ただ引っ越すだけなんだよね」
永遠の別れではないのに、何だかポッカリと空しい気持ちになってしまった
プロポーズを受けたものの何だか夢現で、報告に行くとなると彼と一緒に暮らすんだという実感がしてきた
美亜は少しずつだが、要ちゃん離れを決めた日から荷物をまとめていた
大きな物といえばベッドくらいで、あとは衣類程度だ
季節外れの洋服等を段ボールに入れていた
「半年くらいだよね………」
調度秋物の服クローゼットから出しポツリと呟いた
要ちゃんが日本に戻って来て半年
住む所がなくなって、このマンションに住み着いて半年
小さい頃から一緒に居て当たり前だった
要が寮に入ったり海外に行っていて会ってなかった時もあった
今回はこのマンションを出てしまうと、もうココには戻って来れないような気がした
「ただ引っ越すだけなんだよね」
永遠の別れではないのに、何だかポッカリと空しい気持ちになってしまった


