今の現状ではなく石川誠二の隣を選んだ美亜は、先日綾子に言われたのだ



「彼と一緒に暮らしたら、ディナーが楽しみ」と呟いたら


「あんた料理出来ないじゃない」と言われた



料理出来ない事が何故ディナーに繋がるか分からず首を捻っていると



「毎日毎日、外食するつもり!?カレー作った時、彼言ってなかった?」





………―――――結婚したら毎日、美亜の美味しい料理が食べれる





思い出にするにはまだ早い、カレーを作った時の記憶を思い出した



―――――――っ!!


そーだった!!

石川誠二は知らないんだ



「美亜は料理が出来ない事」



心の声を読むかのように綾子が言った





あの時の発言からして、石川誠二は毎日手料理を食べがっているのかもしれない


だから美亜は決めました



この事を石川誠二に言おう!と