真上にあった太陽が傾き、空が朱色に染まる頃
たくさんの子供達の声が公園内から溢れていた
一角の遊具で小さな女の子と小さな男の子が仲良く遊んでいた
「要ちゃん、もっともっと!」
ブランコに揺られている女の子は、背中を押してくれている男の子に急かした
「あんまり勢い付けると危ないぞ」
「大丈夫だよ!」
注意する男の子の声も耳に入らず、女の子はキャッキャはしゃぎながら足の裏を空に向けた
女の子は堪能したのか、暫くすると
「要ちゃんもブランコして!!」
背中を押してくれている男の子に向かって言った
「俺はいいよ」
「えーー楽しいのに」
男の子は拒否したものの、女の子は不満そうにブツブツ呟いた


