エゴイズム☆キララ

一昨日までは要が作ったご飯を2人で食べていた


若しくは綾子と飲みに行って騒いだりするか、石川誠二が美味しい店を案内してくれた



「1人で食べるご飯って美味しくない」



美亜はハンバーグを1欠片口に入れ、踵を軸に爪先を地面から離したり付けたりした



足首を動かす度にブランコはキーコーキーコーと音を立てた



「はぁ〜あ…」



美亜は何度目になるか分からない溜め息を零し、まだ半分も残っている弁当をコンビニのビニール袋に了った




1人ってこんなに寂しいんだ




必ず誰かと一緒に食事を取る事が当たり前になっていた所為か、とても寂しく感じる



「あたし1人暮らししてたら生きていけないかも」



美亜は自嘲気味に笑い、勢いよく地面を蹴り上げた



膝の上に置いていたバッグとコンビニ弁当が入ったビニール袋が砂の上に落ちた事も気にせず、一向ブランコを漕いだ



「ひゃっほー!」



風を切る度、冷たい空気が頬を掠り気持ち良かった



夜の公園には、子供達の笑い声はなく人工灯に照らされた桜の木が際立つだけで、美亜の声と金属が擦れ合う音が響いていた