エゴイズム☆キララ

石川誠二は見透かしていたのかもしれない



美亜の返答の内容も

然り、何もかも全てを



数千人、万人の上に立つ人間だ

やはり侮れない




……いや、そもそも勝負と呼ぶには相応しいものではないのかもしれない






美亜は途中にしていた料理を再び口に運んだ



石川誠二が選ぶ店の料理は美味しい

味だけではなく、雰囲気までもが


そして優しくて、よく気が付く




「美亜さん、して下さってるんですね」



ほらね、些細な事にも



石川誠二はフォークを握っている美亜の手を指した



「はい、とても気に入ってます」


「それは良かった。この前は暗くてよく見えなかったけど、とても似合ってますよ」



シルバーが輝くリングに、何カラットか分からないピンクダイヤが数個も埋め込まれている


金額に換算するのが恐ろしいくらいに…



「へへっ」



褒められて嬉しくなった美亜は指輪を眺めた


そして心がポワッと少し温かくなった




こおいうのが、幸せって言うのかな……