エゴイズム☆キララ

これから先も要と縁が切れる事はないだろう


だが、こんなに身近に設定して良いものかどうか…



………ああ、そっか…


あたし要ちゃんに依存してるんだった…






美亜はその事をハッキリと自覚すると、可笑しくて仕様がなかった



もし要ちゃんと兄妹だったら…


あたしって、かなりのブラコンだ!





「たはは…」



美亜は携帯の着信画面を開き、日付が1番新しい番号に電話を掛けた



「もしもし、美亜です」



電話口の相手は爽やかな声だった


まるで、これから先の明暗を知っているかのような



「来週お時間ありますか?」



どれが1番正しいのか分からないが、美亜自身の中で最良の選択をした



「分かりました、その時に……」



たぶん、これでいいんだ



「この間のお返事しますので……おやすみなさい」







……これが…正解なんだ…――