舌鼓の余韻に浸っていると、瑠璃が現れ



「美亜さん、美亜さん」



阿部が座って居る位置とは反対側の席に座り耳打ちをしてきた



「今日の幹事って佐々木さんみたいなんですよ」



どーりで………



「諸に鷹科主任狙いですよね」



瑠璃が指で示す先をチロリと確認すると、要の隣に佐々木が陣取って居た


なんとも明白なオーラを放っている



「私達も挨拶に行きましょ」



負けてらんないですよ!と意気込む瑠璃に腕をグイグイと引っ張られ要の元へ向かった