こういう場は、普段滅多に話さない人とも会話をするチャンスだ


隣に座って居る阿部も例外ではない



「こおゆう場所で課の飲み会は初めてだね」


「そうですね…」



だけど美亜にとって店内の雰囲気より、今、重要なのは胃袋を満たしてくれる存在であった




目の前にある大根サラダから始まり、海老マヨ、地鶏のたたき…等々


取り敢えず、手の届く範囲の物を取り皿に装い口に運んだ




「おいしぃー」



美亜は既に自分の世界であった