場所は会社から歩いて15分の所だった


普段、課内で行く居酒屋とは違い、お洒落な雰囲気を醸し出しているダイニングバーであった


店内はそれほど広くはなく、課内の人間が全員集合出来る程である


所謂、本日貸し切りのようだ



美亜達が最後だったらしく、空いていた席に阿部さんと並んで座った






「ではでは、」



課長がグラスを持ち立ち上がった



「本日より………」



課長の前説が始まった


話し出したら止まらない!



また始まったか。と、ここに居る全員が思っているだろう





やっと課長の話が終わり、要の挨拶も短めに終わると



「かんぱーい!!」



課長の音頭を合図に歓迎会が始まった