エゴイズム☆キララ

綾子が来るまで手持ち無沙汰なため、大人しくプリンでも食べる事にした


テレビを付けてチャンネルを色々変えてみたが、大して面白そうな番組は遣っていなかった




ヌボ〜としながら2つ目のプリンを食べ終わった頃、携帯が鳴った



『今マンションの下、何号室?』


「815号室」



部屋番号を伝え電話を切ると直ぐにインターホンが鳴り、オートロックを解除した


綾子用にエプロンを用意しているとピンポーンとチャイムが鳴った



「いらっしゃーい」



玄関を開けると不機嫌丸出しの綾子が仁王立ちしていた



「泣き付いてきた割には上機嫌じゃない」


「は、は、は………オ上ガリ下サイ」



綾子の気迫に押されながらも、中に入るよう促した


綾子は物珍しそうにキョロキョロしながら中に入った



「それにしても凄いわね〜、ところで主任は?」


「何か出掛けてるみたい」


「勝手に上がり込んじゃって大丈夫なの?」


「いいんじゃない!?」