エゴイズム☆キララ



「美亜さんのお父様のお話を聞いて、ご両親に愛されて育ったお嬢さんは素晴らしい方だと思いまして」



…オトンの話!?



「ええっと、オト…父はどんな話をされたのですか?」


「美亜さんがお生まれになった時は、天使が舞い降りてきたと思われたそうです」



…天使?初耳なんですけど…


それよりオトンとオカンに育てられた記憶が………






暫く石川誠二から、オトンの愛娘説を堪能した



「今日は僕の我が儘に付き合って下さってありがとうございます、もしよければ今度お食事でも如何ですか?」



別段断る理由もなく



「…はい」



と返事をすると、石川誠二は喜びの表情を浮かべた



「またご連絡します」と石川誠二と別れ、美亜は着替えるために部屋に戻った