エゴイズム☆キララ

要は美亜を見据えたままで、表情は読み取れない



「どしたの?」



何時もと様子が違うのは気の所為だろうか



「………いや…」



要はグッと言葉を押し飲み



「まあ親孝行だと思ってやれ」



フワリと柔らかく笑った





不思議に思ったが時間が押していたので「いってきます」と手を振り、玄関を後にした