手紙の内容はこれだけで、要点以外は何も記されていなかった
美亜は鞄から携帯を取り出し、アドレスを開くと『家』と登録された番号に掛けた
呼び出し音が3コール…5コール…
出てよ!
10コールを過ぎても出ない
ブチッと電源ボタンを押し、今度はオカンの携帯番号に掛けた
先程と同じで、何コール鳴らしても出ない
最後にオトンに掛けると5コール目で呼び出し音が切れた
「もしもし!!」
威勢よく言ったはいいが、耳から聞こえてくるのは空しい機械的な声のアナウンスだった
日本語ではないから理解は出来ないが、たぶん留守電だろう
美亜は携帯を耳から離し、マイクに口を近付け
「オトン出ろーーーーーー!!!!」
思いっ切り叫んでやった
美亜は鞄から携帯を取り出し、アドレスを開くと『家』と登録された番号に掛けた
呼び出し音が3コール…5コール…
出てよ!
10コールを過ぎても出ない
ブチッと電源ボタンを押し、今度はオカンの携帯番号に掛けた
先程と同じで、何コール鳴らしても出ない
最後にオトンに掛けると5コール目で呼び出し音が切れた
「もしもし!!」
威勢よく言ったはいいが、耳から聞こえてくるのは空しい機械的な声のアナウンスだった
日本語ではないから理解は出来ないが、たぶん留守電だろう
美亜は携帯を耳から離し、マイクに口を近付け
「オトン出ろーーーーーー!!!!」
思いっ切り叫んでやった


