エゴイズム☆キララ

そこへ



「鷹科主任」



上擦った声をあげた一人の女性が駆け寄って来た



「これ今日の場所です」



駆け寄って来た女性――佐々木由美がB5サイズの紙を渡した


彼女は美亜の2期上の先輩である



「はい、白石さんも」



ついでにと言わんばかりに美亜にも渡した


受け取った内容を見て尋ねた



「これ何ですか?」


「今日の歓迎会の場所に決まってるじゃない」


「かっ、歓迎会って?!」



美亜は「そんなの聞いてない」とでも言いたげだ



「鷹科主任のに決まってるでしょ」



佐々木は内心呆れていたが表情は取り繕ったままだった