エゴイズム☆キララ

お昼休みを堪能し胃が満たされ、やる気の出ない午後の業務


窓の外を見ると、ポカポカ陽気が伺える




ああ〜このまま、お日さんに吸い込まれたい〜




ヌボーとしながらコピー機の元へ向かっていると



「戻りましたー!」



加藤が帰社し、佐々木の戦闘開始と判断した


チラリと加藤に目を遣るが要の姿が見当たらない




「鷹科主任は?」



『鷹科』の単語が聞こえ、ピクリと反応してしまう



どうやら暫く経っても戻って来ない要の事を、佐々木が加藤に尋ねていた



「取引先から出た途端、急に倒れて……」



―――えっ…



体の血の気が引き、周囲の雑音が一気に遠退いた



―――倒れた…