エゴイズム☆キララ



「そう、参加しないのね」



佐々木は確認するように美亜を見た


“誰に”とは言わないが、“要に”なのは間違いないだろう



「相手がいないんで…」


「義理でもいいじゃないですか」



無邪気な瑠璃は更に食い付いてくる



う〜〜〜ん、義理か…



そうなれば、思い付くのは要と一だ


自分では食べ切れない程貰って来る相手にあげて、意味はあるのだろうか




お昼休みの時間が終わるまで、バレンタインネタは尽きなかった


専ら佐々木と瑠璃の語り合いだったが…



美亜は『義理チョコ』について考えたのであった