新年早々、縮こみ上がった蛙だったが、佐々木の事について深く考える事は止めた


と言うより、仕事に追われ疲労を抱えた体で考える事は面倒になったのだ




要ちゃんとの事は隠すような関係じゃないんだし

突っ込まれたら有りのままを答えればいい



既に開き直っていた


そして思いも寄らぬ所で佐々木と2人きりになる機会が訪れた




ちょっと一息と思いラウンジでお気に入りのはちみつレモンを飲んでいると、佐々木が現れた



「お、お疲れ様です」



少し驚いたが何事も無かったのように挨拶をした



「お疲れ」



佐々木もチラリと美亜を一目見ると離れた所に座った