元旦の日に鷹科の家でシャンパンを零してクリーニングに出し、今日一が持って来てくれたのだ



「ほら」



要に腕を掴まれ無理矢理立たされた



「…要ちゃん」



立ち上がり俯いたまま口を開いた



「どうした?」


「…………」



普段は無関心だったり意地悪だが、美亜の表情が少しでも暗くなると、こうやって柔らかくなる



「何かあったのか?」



美亜の頭をポンポンと撫でた



「…………やっぱり何でもない、着替えてくる!」



伝えたい事が上手く言葉に出来ず、要から離れ別の部屋に着替えに行った