頭の中で処理しきれずパンクしそうだ



「うがぁーーーーー!!!」



美亜が声を発するとソファーで寛いでいた要の体がビクッ!となる



「お前びっくりするだろ!急に叫ぶなよ」



佐々木と対面した後、会場から抜け出し要の部屋に来たのだ



「ごめん」



はぁ〜〜〜…何で色々考え込まなくちゃいけないの

脳みそ使うの苦手なのに



「のぁぁぁー!」



再度叫ぶと「煩い」と言って美亜の頭を叩いた



「それより時間だぞ、お前行かないのか?」



要は何時まで経っても動こうとしない美亜に尋ねた



「う〜………」



新年会かあ

めんどっちいな

佐々木さん居るし



「行きたくないな」


「自由参加だから強制じゃないが、俺が出るのにお前は行かないのか?」



何とも理不尽な!



「だったら行かなきゃいいじゃん」


「んな訳いかないだろ、兄貴が持って来た服がそこに置いてあるから着替えろ」



要が指差す方を見ると、さっき大広間で言っていた服があった