翌日、美亜の家族が帰国した


といってもオトンだけだった



オカンは風邪を引いて体調を崩しているという事だ





久々の家族との再開だが全員揃わない事に寂しさを感じながらも、オトンと会えた事を喜んだ


午前中に写真を撮り、仕事が詰まっているとの事でゆっくり話す時間もなくオトンは旅立って行った



「美亜元気でな!また来年」



親の言う台詞かよと思いながらも、我が父らしい言葉にオトンの姿が見えなくなるまで手を振って見送った






今年も残りあと僅か!


去年と大して変わらない1年だった



………いや、あったな…

住む家が無くなったんだ

危うく路頭に迷う所だったよ