「それじゃあ、行きましょ!」



美亜の腕を絡め取り、進み出そうとした時



「お姉様!」



今まで傍観に回っていた佐々木が口を開いた

自分の行動を遮られ気分を害したのであろう


「あなたは?」



沙織は冷たく要の隣に居る佐々木に言った



「初めまして。鷹科主任の部下になります、佐々木由美と申します」



沙織はふ〜ん、それで?と鼻であしらった



ライバルはとことん蹴落とし

ガッチリと周囲を固め、先ずは家族を味方に!

恋する乙女って強いよね、うん!!



「私これから鷹科主任と食事の約束をしておりまして…」


「さっ帰りましょ」



あなたの話に興味なんてないわ!