「そーしなよ美亜!良かったじゃない、1人で寂しいイヴを過ごさずに済んで」 「俺も予定ないし」 おおうっ!キラースマイル炸裂だよ 阿部さんとかぁ…阿部さんと… 別に1人って訳でもないし イヴにこだわるつもりもないし 贅沢なウマい料理待ってるし… 笑顔を崩さずに美亜の返事を待ち続ける阿部を見ると、なんだか断りずらくなってしまう この前も断ってしまったし 「ええっと…」 阿部の方に顔を向け、何と答えようか迷っていると、その後方に見覚えのある姿が目に入ってきた