エゴイズム☆キララ

先日、綾子とカフェで話した日から何かモヤモヤする物があったが、何も変化のない日々を送っていた




今日は午後1で会議があったため、今は瑠璃と一緒に会議室の片付けに来ている


美亜の心の現状とは裏腹に、大きな窓から差し込む太陽の光は12月にしては晴れを表していた


冷たい空気を遮断し、暖かい光だけを届けてくれる



「いい天気だねえ」



窓際の机によいしょと座り、煌々と自ら照り輝いている太陽に手を翳し目を細めた



「ずっと眠ってたいな」


「クスクス、美亜さんらしいですね」



瑠璃は可笑しそうに答えてくれた






美亜は差し込む光を掴むように手を掲げ



「サンタさんが来てくれるなら、寝ながら暮らせますようにってお願いするのにな」



年上なのに、こういう所が彼女らしくて可愛らしいと思った



「寝てばかりいると体が鈍って太っちゃいますよ」


「それもそうだね」



上の空そこそこで答えた