エゴイズム☆キララ

美亜は昼間見た街行く恋人達を思い出した



嬉しそうに楽しそうに微笑み合いながら、同じ歩幅で歩く恋人達


そんな幸せもありかもしれない


でも自分にとって、恋愛沙汰よりも今の安心する暮らしの方を大事にしたい





彼氏が出来て一緒に住めなくなるのなら、そんなもの必要ないと思った


白馬に乗った王子様は現れてくれなくていい


自分がいて、綾子とたわいもない話をしながら笑って


そして、毎日要ちゃんが作る美味しいご飯を食べて


プリンに囲まれながら暮らしたい


平凡でもいいから心安らぐ環境が、この先もずっとずっと取り巻いてくれてたらいいのにと願った