そうなのだ
要が赴任してくる迄は阿部さん狙いの女子社員が7割はいた
今では要ブーム真っ只中だが、それでも阿部の人気は衰えていない
「あーあ、美亜ばっかり狡いわよ」
社内人気1位と2位の目先を掻っ攫っているのだ
「狡くないよ。要ちゃんとはそんな関係じゃないし、阿部さんとだって違うし」
「はいはい」
それはもう聞き飽きたとでも言いた気だ
「美亜は基準が可笑しいのよ」
「そんな事ないし」
こちとら何回も聞いたよと言いたい
「あたし面食いじゃないし、選り好みしてないもん」
外向を向きながら、それに…と続け
「いつか白馬の王子様があたしのだけのために現れるんだから」
美亜は瞳をキラキラさせながら夢物語を語った
要が赴任してくる迄は阿部さん狙いの女子社員が7割はいた
今では要ブーム真っ只中だが、それでも阿部の人気は衰えていない
「あーあ、美亜ばっかり狡いわよ」
社内人気1位と2位の目先を掻っ攫っているのだ
「狡くないよ。要ちゃんとはそんな関係じゃないし、阿部さんとだって違うし」
「はいはい」
それはもう聞き飽きたとでも言いた気だ
「美亜は基準が可笑しいのよ」
「そんな事ないし」
こちとら何回も聞いたよと言いたい
「あたし面食いじゃないし、選り好みしてないもん」
外向を向きながら、それに…と続け
「いつか白馬の王子様があたしのだけのために現れるんだから」
美亜は瞳をキラキラさせながら夢物語を語った


