………阿部さんねぇ… 美亜はもう1度記憶を遡らせた 「あっ、そだ!この前、飲みに行こうって誘われた」 「誘われた?!」 綾子はグイグイ身を乗り出してきた 「勿論行ったんでしょうね?」 「ハヤ?……行ってない、よ」 あまりにも鋭い眼光を向けてくる綾子に萎縮してしまった 「どおして?!勿体ない」 勿体ない?? 「美亜には分からないでしょうけど、阿部さんって人気あるのよ」