エゴイズム☆キララ

最近の阿部との接触を思い起こしてみるが、それらしき事を感じた事はなかった



「そんなわけないよ」


「ホントに〜?」



綾子は自分の目に狂いはないと意気揚々と迫ってきた



「気の所為だって」


「美亜は鈍いからね」


「鈍くないよ」


「あーあ、阿部さん可哀相」



阿部に同情の念を抱きながら、今だに理解し難い表情をしている美亜を見据えた