暫く手を繋いだままツリーを眺めていると彼が「ハッピーバースデー」と言ってくれた
ツリーを向けていた視線を彼の方へ向けると、少し照れたようにポケットから取り出した小さな箱を美亜の掌に納めた
彼は「気に入って貰えるかどうか分からないけど…」開封を促した
ドキドキしながら丁寧に丁寧に包みを開けた
中を見た美亜は瞳をキラキラさせた
そこにはハートをモチーフとしたネックレスが輝いていた
初めての彼氏
初めて好きな人と一緒に過ごした誕生日
そして、初めてのキス
何もかもが新鮮で、そして照れ臭くもあった
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